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コラム「VSハウスメーカー」

2024.10.11

弊社にお越しになる方の声で多くの方がおっしゃることがあります。

 

事例写真を見ると「一つ一つ丁寧に施主の声を聞いて形にしていることが分かる。一つとして同じ家が無い」

その意味することをコラムにしたいと思います。

 

方向性の違い

そもそもAS IT ISは量産型のハウスメーカーや家を商品としてパッケージ化している工務店等と目指す方向性が全く異なります。

スタート地点が違うので、おのずとできあがるものが異なります。

 

その違いを明確にしたいと思います。

 

まずハウスメーカーや家を商品としてパッケージ化している工務店は成果や目標達成への執着が最初にあるのではないでしょうか。

会社の売上目標や利益が先に立ち、会社の計画通りにコントロールしようとする傾向があるのではないでしょうか。

 

もちろん健全な経営をする上で売上や利益はとても重要な事の一つなのは経営者であるので十分分かっています。

ただそれが人間不在の算数の計算になってはいけないと思うのは私だけでしょうか。

 

単純にこの家(商品)は数千万円なので、1棟を売上れば利益がいくら出る。

それが会社経営のスタート地点になるので、経済合理性を追求するあまり、おのずと打合せの回数に制限が発生する。

 

多くのハウスメーカーでは、打ち合わせ回数に制限を設けているケース(明言せずとも会社のルール)があり、その制限を超えると進行を急かされたり、追加費用が発生することがあります。

このような制約は、特に初めての家づくりの際にクライアントにプレッシャーを与え、十分に納得いくまで検討できないまま契約を進めてしまうことにつながりかねません。

あるいは契約後の打合せ回数が極端に少なかったり、納得できないまま着工してしまい後悔したりといったことも。

 

VSハウスメーカーとの明確な違い

 

反対にAS IT ISでは打合せの回数に制限を設けることを行っていません。

なぜなら、人をコントロールするということは既存の枠組みや論理に基づく行動に依存するため、柔軟で自由な発想を阻害することがあるのです。

コントロール欲求が強い環境では、クリエイティビティや新しいアイデアが生まれにくくなる可能性もあるためです。

 

コントロールしたがる理由は人それぞれ異なりますが、多くの場合、その根底には自分自身の不安や欲求が絡んでいることが多いです。                     

コントロールを手放すことで、他者との信頼関係が築かれ、自由な発想や新しいアイデアが育まれる環境が整うことがあります。

 

コントロールを手放すことは、ラテラルシンキング(水平思考)とも関連しています。  

 

会社の売上目標や利益、制約やルールを元にクライアントをコントロールするのではなく、固定観念や制約を超えて、新たな視点やアイデアを探求する余地が生まれるため、クライアントが自由に思考し、行動できる余地を持つことができます。

 

これがAS IT ISとハウスメーカーや家を商品としてパッケージ化している工務店との明確な違いだと思います。

前提やスタート地点が違うとおのずとできあがる家も変わってくるのは普遍的な事実ではないでしょうか。

 

心理学的研究では、自発的に行動することで「内発的動機付け」が強化されることが示されています。

内発的動機付けとは、外部の報酬や圧力によらず、自らの興味や好奇心に基づいて行動する力のことです。

これにより、学びに対する興味を維持し、長期的に自分で学ぶ力を育むことができます 。

 

遊びの中で自分自身の選択を尊重される経験は、自己効力感(自分が物事を達成できるという感覚)を高めます。これが学習意欲や問題解決能力の向上につながります。

長い家づくりのプロセスで多くの事を決断していく中でもAS IT ISとの家づくりは楽しかったと評価頂くのは、このことが理由ではないでしょうか。

 

肩ひじ張らずに家づくりを難しく考えず、遊びの感覚で楽しく、自由に家づくりを楽しめると結果的に良い家ができあがるのではないでしょうか。