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当たり前のことができない業者
2024.3.30
こんにちは!
「あるがままに自由で豊かな生活を提供する」AS IT ISの弓削です!
先日、弊社にリフォームの相談にお越しになった方のお話しです。
他社さんにリフォームの相談をした所、「伝わってないんじゃないか?」「出来上がったものがイメージとずれてしまうんじゃないか?」という疑問から不安でお越しになった方がいました。
そのような悩みをお持ちになられる方は本当に多いです。
そもそもなぜそのような悩みが発生してしまうのでしょうか?
それはコミュニケーションが成立しない人(業者)があまりにも多い、ということだと思います。家づくりではクライアントからの要望を受け取ってカタチにするので、そこができないと致命的な気がします。
問題の発端となったコミュニケーションの齟齬は以下の順番で発生しました。
1.引越しが差し迫っているので、見積りは急いでいると伝えた。
2.クライアントはキッチンカウンター下に造作収納を作りたいという希望を出した。
3.後日、業者から造作収納の見積りに時間がかかるので、待って欲しいと言われた。
???
ここでクライアントに疑問が生じました。
「造作収納の見積りに時間がかかるということだけど、どのような素材でどういう作りが良いか打合せは全くしてないのに、どのように見積りをするのだろうか?」確かにキッチン下に造作収納の希望は出した。ただ、打合せもせず見積りを出すことはできないのではないか?という疑問が生じるのももっともだ。
業者目線だときっとこんな認識だろう。「造作収納ですね、はいはい入れておきますね」と業者の持ってる知識上だけで見積りに入れようとしたのではないだろうか。業者からすれば、とりあえず見積りに入れておけば、大きく金額はブレないだろうと考えたのかもしれない。
あるいは造作が苦手なリフォーム業者の場合、そこを細かく丁寧に聞き取ることができないか、もしくは細かく聞くことで見積りを取ることが面倒くさいと思ったかだろう。
いずれにしても業者目線のみで進めようとしたので、齟齬が生まれたのだろうと思われる。
では、その時クライアントに伝えるべきは、どのような伝え方が良かったのだろうか?
「見積りのご提出は急ぎだと思います。ただ造作収納を細かく打合せしてお作りするのは時間的に難しいため、とりあえずこれまでの経験上で入れておきますね。たとえば扉は木製引戸にして、中は可動棚で3段で入れておきます」ぐらいのことを言えれば、齟齬が生まれなかったのではないかと思う。
なぜその一言が言えないのだろうか?答えは単純で、自分中心(会社中心)で考えていて、相手目線が欠落していることだろう。その当たり前の事ができる人(会社)が圧倒的に不足している。
社内で、クライアントが要望した造作のニッチ収納の原寸模型を作っていた時のことですが、弊社のパートさんでこれまで色々な工務店などで働いてきた方がこんなことを言って来た。「普通の工務店だと社長が従業員に『そんな儲けにもならない事をやるな』と言うけど、うちの社長はその逆ですね笑」と。
大切なのは一番最初に来る動機の違いだと思う。
A社社長 「金儲け」
AS IT IS社長 「利他とものづくりによる自分の喜び」
ただただクライアントに喜んで頂き、自分が楽しくものづくりができれば良くて、その結果正当な利益は生まれるものだ。この動機さえ間違えなければ、ほとんどの家づくりコミュニケーションの問題は解決すると思います。
このようにコミュニケーションは積み重ねだと思う。微に入り細に入り、丁寧にクライアントの意図や意思を把握することで、安心感につながる。信用が重なり信頼につながると思います。
そんな事を考えながらAS IT ISでは家づくりを行なっています。
もっと知りたいと思ってくださった方は下記のリンクから小冊子をダウンロードして頂ければと思います。
家づくりの役に立つ情報を発信しています。