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もっと家づくりを楽しむ

2019.5.6

家づくりって、未来の生活を想像してワクワクすること、ですよね?

お金まわりの心配はほどほどに、もっと純粋に楽しんでほしい。

家づくりが大好きな僕は、いつもそう思います。
妻には「あなたは楽観的すぎるのよ」と言われますが・・・。

どうして家づくりが楽しめない?

新築住宅を建てるとき、多くの人は金銭的な問題に目が向いてしまいがちですよね。
確かに現代は住宅資金だけでなく、教育資金や老後資金など生きていく上で多くのお金が必要です。
またテクノロジーの発展によって社会が目まぐるしく変化しているから、将来を不安視する気持ちも分かります。
 
でも家づくりは、人生で何度も経験することのできない貴重な時間。
お金にまつわる不安とストレスで心から楽しめないのは、非常にもったいないと思うのです。

家づくりを楽しむための3つの対策

もっと家づくりを楽しむための対策を、僕なりに3つ考えてみました。

可処分所得を大きくする

可処分所得とは、世帯年収から毎月の固定費と預貯金額を差し引いた残りのお金のことです。
住宅ローンを組むと可処分所得が固定化されてしまうので、どうしても住宅ローンに縛られている感覚に陥ります。

でも頭金を多く入れて住宅ローンの借入額を減らしたり、転職やスキルアップをして収入を上げたりすることで可処分所得が大きくなれば、金銭的な自由度が高まります。

これはなかなか現実的に難しいかもしれませんので、今すぐできることとして次のことが考えられます。

トレードオフ思考を持つ

トレードオフ思考とは、「何かを得れば、何かを失うものだ」「何かを得る代償に何かを捨てることで自由になる」という考え方のこと。
ちなみに僕は「服の保有枚数を最低限に抑える」というトレードオフ思考を実践しています。

「服好きでおしゃれな人」という周囲からの評価を捨てる替わりに、服の管理がラクになり、収納スペースに余裕ができます。
また服の種類も数パターンに決めてしまえば、毎朝のコーディネート時間の節約や意志決定のストレス緩和になります。

家づくりの場合は「新築住宅の建物の大きさを捨てて面積を小さくする」「大手ハウスメーカーの安心感を捨てて地元の工務店を選ぶ」のような選択をすることで、ぐんとコストが抑えられるでしょう。

リノベーションを視野に入れる

トレードオフ思考を突き詰めていけば、必ずしも新築こだわる必要はなく、リノベーションという選択肢も視野に入ってきます。
以前、同じデザインと仕様の家で試算してみたところ、新築とリノベーションでは一坪あたり20万円、50坪の家で総額1000万円も建築費に差があることがわかりました。

しかしトレードオフとは言え、住まいの安全面は捨てられません。

リノベーションをする際は、耐震補強の有無や使用している構造材の見極めは重要です。
必ず信頼のおける工務店に相談してくださいね。

AIが家づくりの意識を変える?

現在は住宅会社の営業やファイナンシャルプランナーが、世帯収入や職業から住宅資金にかけられる費用を出しています。
でも近い将来、AIがより高精度・低予算でその仕事を担ってくれるでしょう。
 
またファイナンスとテクノロジーを組み合わたフィンテックが、住宅ローンの審査をもっと手軽にやってくれるようになるかもしれません。

「AIに仕事を奪われるのでは?」と恐れる人がいるけれど、僕はむしろ楽しみにしています。
将来の資金計画をAIに任せることができれば、人間は人間にしかできない営みに集中できますよね。
 
家づくりをはじめとする人生の一大イベントを、もっと自由に楽しめる時代が来てほしい。
僕はそう願っています。