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決して広いとは言えない住宅街でこそ、中庭のある家が活きてくる。中庭のある家を検討する際に注意すべき点を5つのポイントに分けてご説明する。

 

中庭のある家5つのチェックポイント

check 中庭の魅力とは?

check プライベート空間がつくれる設計となっているか?

check 防犯性は考慮されているか?

check 中庭でどんな暮らしを想定しているか?

check 中庭のメリット・デメリットを考えた設計となっているか?

 

1. 中庭の魅力とは何か?

中庭の魅力を最大限生かせる場所は住宅街だと思う。細かく区画整理された住宅街では隣からのプライバシーを確保することで生活が豊かになる。隣からの視線を気にするようなプランでは、落ち着いて生活できないからだ。中庭のある家はプライバシーを確保したい人にとってより魅力ある家をつくることができる。

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2. プライベート空間がつくれる設計となっているか?

中庭のある家の形状は大きくわけて3つある。下記の3つの中から敷地の特性を読み解き、適した形を選択して欲しい。

1 コの字型プラン

2 ロの字型プラン

3 L字型プラン

 

3. 防犯性は考慮されているか?

中庭のある家にすると防犯性に気をつけなければならない。周辺からのプライバシーを得られる変わりに、泥棒からは格好の餌食になるからだ。泥棒は周りから見えにくい箇所から侵入するのが常套手段だからだ。そのためにはある程度の視認性が求められる。完全に塀等で囲ってしまう中庭をつくるより、植木やルーバーの塀等で見えにくい中庭をつくる方が良い。

窓ガラスは、防犯ガラスや防犯フィルムにし、侵入まで時間がかかる仕様にする。(一般に泥棒は5分以上侵入にかかるとあきらめるとされているので、防犯性能試験を通った防犯ガラスにすると良い。周辺から見えづらい場所はガラスを割っても人が入れないCPサイズというものを採用するのも良い。

CPサイズについて 一般社団法人日本サッシ協会 

 

4. 中庭でできること

中庭をつくった場合のライフスタイルはどのようなことが可能だろうか?

  • 中庭に大きなウッドデッキをつくり内とのつながりをつくり、バーベキュー等で外のリビングをつくる 参考「縁側のある家」
  • 家庭菜園
  • 子供の遊具やプールなどの遊び場

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5. メリット・デメリット

メリット

住宅街でもプライバシーが確保できる

空間のつながりが作りやすいので、部屋が広く見える。

 

デメリット

外壁面積が増えるのでコストアップ

通風計画をしないと風通しの悪い家ができてしまう

窓ガラスの多用により熱欠損ができてしまう。

 

デメリットの解決策

極力廊下を少なくし、ロスの少ないプランニングを心がけて欲しい。そうすることで、外壁面積を極力少なくすることができるからだ。

偏西風、季節風などを考慮したプランニングを心がけて欲しい。そうすることで、風通しの良い家ができるからだ。

窓ガラスは極力性能の良いものを採用して欲しい。窓を減らすと断熱効果は高まるが、変わりに中庭特有の外とのつながりが無くなってしまい、せっかくの中庭を台無しにしないように心がけて欲しい。そうすることで、中庭のある豊かな暮らしが手に入るからだ。