engawa

縁側の使い方は様々だ。なぜ縁側に魅力を感じずにはいられないのだろうか。縁側の魅力や家づくりに取り入れる際の注意すべき点を具体的な方法で説明する。

 

家族が集まる縁側にするための4つのチェックポイント

check 縁側に持たせたい役割とは

check 10年後に後悔しない縁側の素材選びとは?

check 居室部分の日当たりに問題はないか?

check 縁側のある暮らしを考えた庭となっているか?

 

1.縁側に持たせたい役割

あなたは縁側を家づくりに取り入れ何を求めているのだろうか?昔の家にあった縁側が現代の家には失われていることも多い。縁側の魅力や特徴を理解することで、現代の家づくりにも生かせるので、是非参考にして欲しい。

縁側には人が集まる。四季を感じるため、リラックスするため、昼寝をするため、子供が遊んでいる様子を見たり、お客様が来られた際に腰かけて話す等、様々だ。

日本独特の空間なので、感覚的に魅力を感じているのかもしれない。あるいは自然とのつながりや家族のつながり、人とのつながりが得られるコニュニケーションツールなのかもしれない。

engawa_rei

このような魅力ある縁側であるが、縁側には大きく分けて2種類あるのはご存知だろうか?

一つは屋外タイプの縁側(現代ではウッドデッキと呼ぶ場合が多い)。二つ目は屋内タイプの縁側。縁側を家づくりに取り入れる際はその役割に応じて6つほどのパターンが存在するため、下記の事例を参考に自身のライフスタイルに合った縁側をつくって欲しい。

 

Pattern1.洗濯物干スペース(屋外タイプ)
engawa_yagai

物干しスペースとして使用した場合、段差も少なくつくることができるので、出入りがしやすい。

 

Pattern2.カフェテラス、アウトドアリビング(屋外タイプ)
terrace

広々としたウッドデッキをつくることでカフェテラスとしても使え、多くの人を集めてバーベキューもできる。

 

Pattern3.来客時の接客スペース(屋外タイプ・屋内タイプ)
raikyaku

ご近所の方が来た時に縁側に腰掛けて、会話を楽しむこともできる。

 

Pattern4.昼寝(屋内タイプ)
hirune

ポカポカとした陽気な日に、リラックスできる。

 

Pattern5.椅子を置いて読書スペース(屋内タイプ)
isu

椅子や座布団などを置いて読書スペースとして利用。

 

Pattern6.室内物干しスペース(屋内タイプ)
shitunaimonohoshi

室内で洗濯物を干せるので、外出中でも濡れることが無いため、共働き世帯からのニーズが高い。

 

10年後に後悔しない縁側の素材選び

縁側に使用する素材は縁側が屋外タイプなのか屋内タイプなのかで変わってくる。特に屋外タイプは雨風に晒されることになるため、メンテナンス性も考慮して素材を選んでほしい。

屋外(ウッドデッキ)タイプ - 天然木 -
  • 天然木:ウリン、イペ、セランガンバツ、ウエスタンレッドシダー
  • メリット:本物の木の質感や風合い、素足で歩いても温もりを感じる。
  • デメリット:2年に1回程度のメンテナンスが必要。メンテナンスをしないでいると腐る可能性がある。

ulin

 

屋外(ウッドデッキ)タイプ - 人工木 -
  • 人工木:樹脂(プラスチック)と木粉を混ぜ合わせ、押し出し成型した部材のこと。「樹脂木」「再生木」などとも呼ばれる。腐る心配がない。
  • メリット:メンテナンスフリー
  • デメリット:天然木のような風合いや質感が無い。

jinkou

 

屋内タイプ
  • 特に決まりは無いが、居室部分とのつながりを作りたいのであれば、居室部と同じ材質が良い。

 

3. 居室部分の日当たり

縁側の形状によって光の当たり方や居室内部への光の入り方を示してみる。特に冬至と夏至の日の南中時の太陽高度をシミュレーションしてみる。(今回は弊社がある茨城県つくば市の太陽高度で検討してみるが、日本最南端の沖縄県波照間島の太陽高度で夏至79.32度冬至41.40度、最北端の宗谷岬で夏至67.30冬至20.75度と地域により違うので、正確には詳細検討をお勧めする)こちらのサイトで確認できるので、参考にして欲しい。生活や実務に役立つ計算サイト太陽高度 http://keisan.casio.jp/exec/system/1185781259

 

3-1. 屋根無し縁側

このタイプの縁側の日当たりは非常に良い、かつLDKにも光が良く入る。デメリットとしては雨が降った際に縁側が必ず濡れてしまうことだ。そのため、素材選びは前項に記載したように天然木であれば、メンテナンスを定期的に行う、もしくは人工木を採用しよう。

 

3-2. 屋根有り縁側

このタイプの縁側の日当りは良い。デメリットとしてはLDKに光が入りづらくなってしまうため、庇の長さにも注意して設計して欲しい。

 

3-3. 屋内タイプの縁側

  このタイプの縁側の日当たりは非常に良い。デメリットとしては縁側の幅が狭いと廊下と化してしまうため、幅は少しゆとりを持たせたり、縁側の外にウッドデッキ等をつくる等で広がりを持たせた方が良い。

 

4.縁側のある暮らしを考えた庭づくり

縁側から眺める景色はとても重要だ。縁側があることでより四季を楽しむことができる。
gaikou

縁側を取り入れる際は造園屋さん等と細かい打ち合わせをしよう。縁側から見える景色で日常生活は豊かになるだろう。p>

 

まとめ

1. 縁側に持たせたい役割

縁側には大きく分けて2種類(屋内タイプ・屋外タイプ)がある。自身のライフスタイルにあった縁側を作って欲しい。

2. 10年後に後悔しない縁側の素材選び

本物の木の質感や風合いを出せる天然木は2年に1回程度のメンテナンスが必要となる。

3. 居室部分の日当たり

居室の日当たりを考慮した縁側となっているかチェックして欲しい。

4. 縁側のある暮らしを考えた庭づくり

縁側をより活かすため、庭づくりにも注力して欲しい。

 

家族が集まる縁側を作り、幸せな家づくりにして欲しい。